「たたりのやろうとしてることは難しくて時間がかかる上に結果が出るかどーかわからんハイリスクなヤツだからやめていくらでも論文の量産できるセミアナにしない?」とボスに言われる。げふぅ。「ハイリスクハイリターン!」と、魔法の呪文を唱えて勘弁してもらう。
本当は、「セミアナでリスクマネージメントをしつつハイリスクな方へ突っ込みませう」という腹黒い計画を話して「ソレダ!」と同意を得たのだけど。
林某の書いた「えげれすはおいしい」を読んだコーさんが「何?あれ?ばっかじゃないの?」という感想をもうちっとべらんめい調で述べていた。曰く、別に目新しくもないことがえらそーに書いてある、イングランド北部を行くとかいう企画で本当にその辺の景色を撮った写真を「えげれすの風景」とかって載せてる、まぁウソじゃないけどさー、みたいなみたいなみたいなー。最後になんであんなのが売れるのかワカラン、あれならワタシにも書ける、アンタにも書けるという結論で締められる。
「あれはきっとえげれすって聞いただけでくらんくらんになっちゃうような何かを勘違いしてる脳味噌がウニみたいなマダム連中に支持されてるんだよ。とにかく、イイ本が売れるのではない、売れる本を書くヤツがエライのだ!」というようなことを言いながらドードーとなだめる私。それに「そーそー citation を稼いだ論文が良い論文なんだ、たとえゴミでもなぁ!」とうなずくエヌ島氏。
さて、ではどうやって citation を稼ぐのか。citation 魔人のダニー氏はこう言っていた。「ゆーめーになればいいんだよ。」と。もの凄く参考にならない。一方、コーさん。「彼はいつもゆーめーなヒトとばっかり論文を書いてるもの。」と。ものすげぇ参考になる。
違う、売れる本を書く話だ。エヌ島さん曰く「何か一つのことをマニアックに掘り下げればマニアに受けて売れるんじゃないのかなぁ」と。そーか、そーなのか。自分を基準に考えてるんじゃないのか。単に自分がマニアックなだけなんじゃないのか。漢(おとこ)おいどんを読んで泣くようなヤツに言われても信じられない。
マニアックな論文の citation はちゃんと伸びてるかい?
違う。一つ有名な論文を書けば、それにつられて無名な論文の引用数も増える、って言ったんだって。あ、同じ意味か。
うむ。