台風も見事にそれて何事もなかったかのように大阪マラソン. しかし, ペアで申し込んだせいで元別居人ちゃんと合わせてDブロックからのスタートということでワタシのやる気はイマイチくん. ホテルから会場へ向かう地下鉄の中でも, スタート直後にがんばって無理やり渋滞を抜けだしてやれるところまでやるか, それとももう元別居人ちゃんのペースランナーと化してサブフォーをアシストするかと迷っていた. そして地下鉄を降りて, iPhoneでマラソン終了後にどうやって空港へ向かうかを調べている元別居人ちゃんを見てあることに気づいた. ワタシ, iPhone持って無くない?ホテルに置いてきた!
元別居人ちゃんにホテルに電話してもらって, マラソン終了後に回収に向かう旨つ伝える. となると, ワタシはゴール後, さくっと着替えてホテルに戻り, iPhoneを受け取った上でシャトルバス乗り場で元別居人ちゃんと落ち合うことになる. ゴール地点からホテルへ戻って, そこからバス乗り場まで行く時間を考えると当然アシストなんて言ってる場合じゃない. 全力疾走だ. なんてこったい.
そして大阪マラソン. 荷物預かり所からスタート地点までがめちゃくちゃ遠い. そして参加人数に対してトイレが少なくてどのトイレも長蛇の列. とりあえずスタート地点最寄りのトイレに並ぶが, 長蛇の列が出来ているにもかかわらず, 係の人が「8:35分までにスタート地点に行かないと最後尾スタートになります」と脅してくる. ワタシのトイレが済んだのが8:33くらい. 元別居人ちゃんはトイレを断念.
で, Dブロックの後ろに並びつつ, しゅるしゅるしゅるとDブロックのなるべく前の方へと進出. しかし8:45くらいになるのに一向にゲートが閉じられる気配がない. 全然トイレいけたじゃんと思っているとようやくゲートを閉じ始めるが, トイレを済ませた人たちが続々と強行突破. これが大阪か.
係の人がようやくゲートを閉じると今度は既にスタート地点に並んでいた人たちが一斉に柵と垣根を越えてトイレに向かう. そしてトイレを済ませるとまた垣根と柵を越えてスタート地点に. これが許されるならゲートのところで大人しく最後尾スタートを待ってる人たちっていったい何なんだ, という. お前らこれが大阪だ!という風景が目の前で繰り広げられる. そして元別居人ちゃんがぶちきれそうになってる. あとどう見てもスタート地点も守らなくても良さそう, 大阪だし.
そしてスタート. いつもはスタートと同時にスタートするのだけどDブロックはそうもいかない. スタート地点まで3分ちょいかけてだらだらと歩き, スタートラインを跨いだところからだらっと走る, んだが, だらっと走ってとひこーきに乗れなくなるので大渋滞のなかをぐねぐねと走りながら無理やりゴボウ抜き. とりあえず一刻も早く遅い人たちの集団を抜けて自分のペースで走れるところまで辿り着かねっばひこーきに辿り着かなくなってしまう.
そんなこんなで最初の 1 km で多分 5000 人くらい抜いてようやく周囲のゼッケンが A ばかりに. あとは最初の 1 km の遅れを取り戻しつつ一定ペースでゴールまで走ればまあなんとか. 1 km あたり 4 分 10 秒から 13 秒くらいで刻みつつ, ちょっとずつ追い抜いていく. 今回は色々調整がうまく行ったのかやけに調子が良く, いつもなら 30 km あたりで辛くなるが 35 km を越えてもわりと平気. 沿道からは, 「あのヒト D って書いてあるで」という声が聞える. せやろ, 周り A しかおらんやろ? この大会のシステムどうかしてるやろ?
これはネットタイムだけじゃなくてグロスでも 3 時間切れるのでは!? と思ったら 37 km 地点の急坂にやられて失速. 最後は無理やり足を動かしながらなんとかネットタイムで 3 時間を切ってゴール. そのままヨロヨロと着替えて生まれたての子鹿のようにプルプルしながら駅に向かいニュートラムと地下鉄を乗り継いでホテルに戻ってiPhoneを受け取り, また地下鉄. 途中でトイレに寄りながらも見事にサブフォーを達成した元別居人ちゃんと合流して, シャトルバス乗り場までダッシュ!する力はもうあまり残っていなかったのだけどバスにはなんとか間に合った.
これが今回の記録. ネットタイムで 2:59:44. 危なかった