2016-05-03
エゾナキウサギ
[
長年日記
]
ハツナキウサギ
雪も少し融けただろうと大雪山系に今シーズン初のエゾナキウサギの撮影に。ところが思いの外雪が残っていて、いつものガレ場もまだ雪の下。仕方がないのでそれでも顔を出してる別のガレ場に移動。こっちでも出たことあるし。 しかし全く気配なし。 他のガレ場から鳴き声が聞こえてきたりもしない。他にも何人かカメラおじさんが山の中をうろうろしていて「今日はだめだねー。いないねー。」なんて話してるのが聞こえてくる。これはだめかもわからんね。 1時間くらい待ったところで別のガレ場に移動。そこはいつも人がいっぱいいて気にはなっていたんだけれど行き方がわからないのと他のカメラマンがいると色々気を使うので行ったことがなかった場所。先客が1人いたが「今日はだめですねー」と入れ替わりで帰っていった。おおぅ、あきらめが早いな。 崖の手前の岩に腰掛けて待っていると、ちょっと鳥の鳴き声が気になったのでそっちを偵察に。すると元別居人ちゃんの「でた!」という声が。ずざー。
モモンガと違ってナキウサギは信頼できるぜ!で、その後はまた気配もなくなり、元別居人ちゃんはそのまま岩に腰掛け、ワタシはさっきナキウサギが通ったルートを考慮してちょっとだけ移動してカメラをセッティング。ぼーっと待ってると元別居人ちゃんの「いま何か茶色いものが」という声が。シマリスかな?と思って元別居人ちゃんが座っている岩場の方を見ると、なんとワタシのリュックの横からエゾナキくんが顔をだしてる… が、近すぎて撮れない。ワタシのレンズの最短撮影距離は 5.6 m だ。向こうも突然のホモ・サピエンスに驚いたみたいで一瞬固まったのち、シュッと隠れてしまった。 よく見てみると、我々が座っていた岩場、ナキウサギの糞が2ヶ所にあってどうもお気に入りの岩場だったみたい。これはすまんことをしたな、と元別居人ちゃんも岩場を離れる。が、またすっかり出なくなってしまった。おどかしすぎたかなー。そうこうしているうちに我々がフィーバータイムと呼ぶ午後2時が。別のガレ場で連続鳴きが聞こえたのでちょっと見にいってみるが姿はなく、とりあえず出ることが分かってるさっきのガレ場に戻るかということに。 で、戻ると、既に出ていてお食事中!
なんや?近いで?と言わんばかりにこっちを見るが逃げない。
そして10回くらい連続鳴きしてくれたので鳴いてるところが撮れた!
瞑想もじっくりのサービスっぷり。
食ってる。
帰り道ではキタキツネも。
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