せっかくスノーシューを買ったので冬しかいけないという(夏は植物を痛めてしまうので湖まで行ってはいけない. 冬は雪に埋まるから...)オコタンペ湖へ. 国道453号から冬期通行止めになっている道道78号の入り口に車を止めて, スノーシューを装着. さていくぜ!と意気込んだ所で前に止まっていた車からおじさんがでてきて「いま工事中だからここ入らないで」と言われる. 「えーとじゃあ, ここに止まってる他の車の人はどこにいったんですか?」と聞くと, 「あの車の人はここをちょっと入ったところから恵庭岳に登るって言って, あっちの親子連れはあっち側からオコタンペ湖に行くっていってたよ」とのこと. 「あーじゃああっちからもオコタンペ湖に行けるんですか?どうやって?」と聞くと「いやそれはわからないけど...」とのこと.
んじゃま, 想定していたルートは使えなくなったし, 地図も持ってないけど雪の上の足あとを追いかけてみるか, ということで親子連れが向かったという方へゴー.
ところが湖に向かっているはずなのにラッセル跡はどんどんと山を登っていく. 雪はふかふかだし斜面はきついしで, スノーシューを使っていてもずるずるすべりおちてなかなか大変. この親子連れはいったいどこに向かったんだ...
色々な動物の足あとをみながら, 「どうぶついないねー」などと言いながらどうかんがえてもオコタンペ湖から離れていってる状況に不安を覚えながら尾根沿いをテクテク. 3 km くらい進んだところで例の親子連れが戻ってきたのと遭遇. 「オコタンペ湖行けました?」と聞くと「あ、はい」みたいな返事であとどれくらいですか?と聞くと「30分くらいかなー」とのこと. 思えばこのコミュニケーションにミスがあったらしい.
こっから激坂. てか雪がパウダー過ぎて登るのが本当に大変. 10分くらいひぃひぃ言ったところでなんだか山頂っぽいところに着いてしまった. はるか下にオコタンペ湖が見えるのだが, ここから20分であそこに?いやいやいや. てか今標高 950 m くらいなんだけど...
まあもうちょっと足あとが続いてるからそれを追ってみるかと思い, 進んでいくと足あとが2方向に分かれた! どうすんだよ, これ, と思いつつもいちおう湖に近い方を選んで 1 km ほど進んでみたが, google map を眺める限り, これはどう見ても漁岳へ向かっている. というか足あとがすでに漁岳から帰ってきた人たちの足あとだ. ここで引き返さなければ暗くなるまえに車に戻れないという地点まできたので引き返すことに.
帰宅してから調べたところによると途中のちょっとした山頂みたいなところがオコタンペ山と呼ばれるところで, 多分あの親子連れはそこまで行ってから帰ってきたところ. 30 分 と言われたところを 10 分で登ったせいでなんだかよくわからないことになったぽい. 大いに反省したので次回はちゃんと地図を持って行こうと思う.
これは向かいに見えた恵庭岳. 本当はこれを湖から見るはずだった.