2012-02-10 頚椎症手術日記 [長年日記]

┌|∵|┘ 入院初日

ということで朝から病院へ. とは言え, 手術は月曜日の予定なので今日は手続きを一通り終えたら外泊ってことで帰っても良いということだった. どうせ夕方まではドクターも手術があってムンテラできないので, 付き添いの元別居人ちゃんは午後休を取って夕方から現れることに.

で, 昼前にまずは麻酔医からの説明を. 術前検査の血液検査の結果を気にしている. 「お酒をけっこう飲みますね?」またあれか, と思いながら被せるように「イイエほとんど飲みません」と言って運動をすると肝臓関係の数値が悪化すること. 前もすげー数値を叩き出したが, 再検査前に大人しくしていたら再検査では全然問題のない数値がでたこと, その術前検査はその再検査から4ヶ月程度しか経ってないことを伝えるが納得してもらえない. なんというか, 医者は皆信じないんだよなー. でもまあいいや, みたいな話になって一通り全身麻酔のリスク等の説明をうけて同意書にサイン.

そしてなんだか微妙なお昼ごはん. あとは主治医のムンテラまでやることはなく, そして元別居人ちゃんが来るまでも時間があるので教科書ヨミヨミ. ちなみに執刀医は有名な名医で一回診察を受けてるのだがが, 主治医は別のヒトというややこしい状態. つまり切れるだけその名医さんが切るが他のことまで手が回らないということだろう. 会ったことがないので主治医の顔もわからなーい.

そうこうしてる間に元別居人ちゃんが登場. 暇なので本を読んだり, 昔の職場なので知り合いに会いに行ったりしてる. しかしドクターは現れない. 午後6時を過ぎた頃から同じようにムンテラを待ってる他の患者とその家族が切れ始めてナースさんにつめよったりなんかしちゃって, まだ手術が終わってないので... 等の説明をされても「こんな時間まで手術やってるわけないやろ!言い逃れや!生臭や!」と言ってる. 生臭はどうでもいいんじゃないかと思いながら聞き耳をたてる. まあでも昼前に一回付き添いのヒトが帰りかけて, 「せんせーの説明を受けて同意書にサインするまではいてもらわないと困ります!」と言われて電話で呼び戻してたもんな. 遠くから来ているのであろう.

で, 7時半くらいになんか大変なオペが終わったらしい. さっきのイライラしていた付き添いさんの調査によると, 小学生の男の子の4時間の予定のオペがなんと8時間になってしまったらしい.

さてそこから説明である. もちろんうるさく騒いだ人から順番に説明を受けられる. イイコにしていたワタシはいつまでたっても呼ばれない. 午後8時半を過ぎたあたりから「おいおい消灯になっちまうよ〜」と思い始める. そしてそんなことをよりおなかがすいた.

で, やっと呼ばれて説明開始. 前に診察を受けた頃よりも症状が軽くなってることを説明すると「じゃあ別に今回は手術見送ってもいいんじゃないかなー」と言われる. がはん!こんなに待ったのに!どうも切りたがりの執刀医とは真逆の方針を持つドクターのようだ. しかしひどくなったり軽くなったりしながら徐々に悪くなるものらしいしので, 短気なワタシは切られる気満々. いっそ斬ってくれ!みたいな.

そんで, 「麻酔医が血液検査の結果を気にしてるのでもう一回血液検査を手術前日に受けてもらえますか?」と言われ「あ, それだったら今日済ませられるなら済ませちゃいたいんですけど」と言うと「あ, 最近は走ったりしてないんですか?」と. 「はい, 昨日と一昨日ロードバイクで20kmずつ走っただけです!」と元気よく答えると「… じゃあ日曜日に血液検査するので週末は安静にしていて下さいね」と言われる. 今日も走る気満々でジョギングシューズを履いてきた足を恨めしそうに見つめるワタシ.

ムンテラ終了後, 書類にいろいろサインして, ナースステーションに外泊許可をもらいにいって病室に戻ると元別居人ちゃんがナースさんに「夕食は普通に食べてましたかー」と言われて「食べてないです」「あ、外で食べてきたんですかー」「ムンテラ後外泊することになってるのでまだ食べてないんです!」と会話中. 空腹はヒトをイライラさせるよね.

元別居人ちゃんのゴッツイ車で実家まで送ってもらってようやく夕食. 運動すると肝臓関係の数値やばいことになるよねーという会話をしてると, ママンが, 「ワタシもハーフマラソン走った翌日に健康診断を受けたら要精密検査みたいな結果がでちゃってー」と言い出した. 馬鹿しかいねーのか, この家は. 夕食後, ゴッツイ車で自分の実家へ帰る元別居人ちゃん改め真別居人ちゃんを見送ってさよーならー


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