のだが, 到着初日の夜はナイトツアー. アマミノクロウサギを見るんだー. 20時前に集合場所に行くとすごい望遠レンズを持ったカップルが. ストロボとかライトもフル装備. 上半身も足元も完全に山の装備である. 一方我々はスニーカーに七分丈のカーゴパンツに半袖のTシャツの上にパーカー羽織っただけ. ウインドブレーカー着てる分, 元別居人ちゃんのが少しマシ. で, 自衛隊の払い下げを持ってた人からネットオークションで買ったというジープに乗って出発. ドライバー兼ガイドさん + 大砲組 + 我々である. 「今日は新月だから絶好のコンディションだよー」とガイドさん. 「よく出るときはこの辺にももう出るからね」と言いながら山道に入っていくが様子がおかしい. なんというか動物の気配がない. そんな中, 鳴き声を頼りになんとかリュウキュウコノハズクをゲット♪
カメラ目線がラブリー. この時気づいたのだけど, 一般に動物くんを見つけるのがやたら得意とされているワタシではあるが, 動かないモノには全く反応しないみたいで, コノハちゃんを認識したのは5人の中で最後だった. しかも気づいたのもコノハちゃんが首を動かしたから.
で, その後も全く動物の気配なく, ガイドさんもおかしーなー. 寒いなー. 冬みたいだなー. 寒いから出てこないのかなー. でも寒いときもいるんだよなー. と言い訳したいのかなんだかよくわからない状態に. ハブ(しかもヒメハブ)くらいしかいねー
で, 昨年10月の土砂崩れで先へ進めなくなったところまで行ってちょっと徒歩でその先へ. あんまり新しいクロウサギの糞もなくて, 本当に活動してないみたい. たまに鳴き声は聞こえるのに...
で, あきらめて別のスポットへ. こっちはもうすげー山道. これで出なかったらさびしーぜ, っていうか明日は朝から夜まで4ダイブする予定で, 早起きだし, ここで風邪をひくわけにも夜更かしをするわけにもいかないんだけど... と寒さにふるえながらも完全にムキになってるガイドさんに言い出せず. ここでもクロウサギがでなかったらまたさっきのポイントに行ってみようと, ガイドさんがもう日付もかわりそうなのに言ってるので「お願いだからでてー」と思っていたらなんとか3匹だけ発見できた. でかい... 結局日付が変わるまで頑張ったかいはあったのだけど, レンタカーを運転してホテルにもどったらもう午前1:00.
2日目はダイビング. そして例年よりも10日も早く奄美地方は梅雨いり. がっはーん!ボートダイビング x 3 + ナイトダイビング x 1 の予定だったのだが午後のボートダイビングはあまりの強風のために中止になった. でも午前中にアオウミガメと遭遇したのでちょっと満足. ナイトダイビングもビーチでちょろちょろと潜っただけだけど面白い. ダツがコワイらしい.
3日目は特に予定を入れてなかったので島をドライブしながら適当に色々見てまわろうと思っていたら大雨. 手も足もでない. おみやげ屋とか基本的に屋根のあるところで過ごす.
4日目は晴れだがもう帰る日. 14:00 の飛行機なので午前中は野鳥を観に行こうと自然観察の森に突撃... しようとするも, どの道も土砂崩れで途中で通行止めになってしまう. しかたがないので自然観察の森に電話して唯一辿りつけるルートってのを教えてもらう... のだが, そもそも教えてもらった標識がなく迷う. 論理的に考えてこの道しかない!と元別居人ちゃんとあたりをつけて突入. ものすごい山道を延々進んだのちようやく到着. 当然のように駐車場には車は一台もなく. トイレの外で元別居人ちゃんを待ちながら, いろんな鳥の鳴き声がする♪と喜んでいたら「さっき電話をくれたヒトですか?」と係員らしきヒトに話かけられる. 「写真とか撮ります?」ときかれたので「ええ, 撮れるなら〜」と答えると「キツツキとか見たいですか?」と言われ「みたいみたいみたい!」と言うと「こっちにポイントがありますから〜」と連れて行ってくれた.
なにやら今は雄と雌が交互に卵をあたためているところらしく, さっき交代してからちょうど1時間くらいだからそろそろ交代に雄が戻ってくるかも, とのこと. カメラをかまえてじっと待つ. こなーい. 途中でルリカケスがやってきたが撮影できず. 退屈してキョロキョロしてるときに遠くの木にアマミヤマガラ発見♪動くものだけに反応する特殊な目のおかげである.
結局40分待ってもキツツキはこなかったので, 「さっき声を欠けてる間に交代しちゃったのかもしれませんねー」と言われ, 空港へ出発しなければいけない時間も迫っていたので「とりあえず展望台へ案内します」と言われて展望台へ. そこで管理人さんと別れて, 周囲を散策するもそんなに鳥のさえずりが聞こえるわけでもなく「さっきのところの方が鳥いたよねー」と元別居人ちゃんと話しながら駐車場に行く前にちょっとだけ寄ってみようか, と歩いていると視界の隅を横切る影. キツツキだ!ということで巣穴が見えるポイントまでダッシュ. ファインダーを覗き込むと巣の入り口にとりついてるオーストンオオアカゲラが!すげー!
ホクホクしながら空港へ行くためにまた山道を戻っていると今度はリュウキュウイノシシを見かけた.
ちなみに奄美大島に来てるダイバーは九州の人ばっかりでしたん.
うむ、ダツはこわい。