小さな頃から「相手のキモチを想像して行動しなさい」と厳しくしつけられたワタシ。素直にスクスクと成長し、相手のキモチを想像して相手が言われたりされたりしたら耐えられないことをピンポイントでやれる立派なオトナになった。
それはともかく、昨晩、日付が今日に変わるころにチャイム。こんな時間にいったい誰だよと思いながらもあっさり玄関を開ける不用心なワタシ。ドアを抜けるとソコは血の海でした、みたいなオチが待ってなければ良いけど。もちろんそんなオチはなく、ワタシは無事で、それどころか誰もいなかった。
ピンポンダッシュかよ!やでやで、肉食ってるヤツらはしょうもないことをしやがる。そんなことを考えながらどこのバカがつまらないことをしやがったの窓から覗いて確認くん。
しかし外に人の気配はなし。よーく見ると車が止まっている。そしてその車はなんかタクシーっぽい。しかしタクシーなんか呼んだ覚えはない。うにぅ。
ちょっと落ち着いて考えてみた。ここはエゲレス、発展途上国というところから考えねばならないだろう。そう言えば以前こんなことがあった。空港へ向かうワタシは朝 5:00 にタクシーを予約しておいたのだ。なのに待てどくらせどタクシーは来ない。まただ、またコレだと思いながらタクシー会社に電話をするとタクシーは全然違う家の前で待っていた。
これを相手の立場に立って考えるのだ。つまり、呼んでもいないタクシーに朝もはよから家の前で待たれてしまったヒトがいるということ。
ソレダ!そう思ったワタシは再びドアを開けてタクシーに向けてテクテク。
「あのーコノ家のモノですが、どの家のヒトを待ってるのデスカ?」
そう尋ねると、運ちゃんの口から出てくるのはまさしくウチのアドレス。呼んでねー、呼んでねーよ、と伝えると、おーけーおーけーと言いながら帰って行ってしまった。
相手の立場になって考えると、どこかにタクシーが来なくて困っているヒトがいるハズ。
ワタシの車は S レグだというのに 2 週間に 1 回はオイルと冷却水、タイヤの空気圧をチェックしないと不安にさせられるフォードの車。やっぱ日本車ってすげぃと思う。
で、モロモロをチェックするためにボンネットを開けようと、ハンドルの下に付いてるレバーをえいや!とすると、めきょ、と変な音。めきょ?
ワタシの手には安っぽいプラスチックのレバーが...。きゃ〜ボンネット開けられねーわん!手の中に残されたレバーをじっと見るワタシ。どうやらどっかが折れたりはしてない様子。ということは元にもどせるということだ、原理的には。
ラジオペンチやらなんやら使ってうんしょうんしょとそれをもとあった場所に想像力を駆使してはめ込む。きっと、たぶん、もしかしたら、ひょっとして、こんな感じでここにはまってたんじゃないかな〜みたいな感じで。
で、もう一度今度は優しくエレガントにレバーを引っ張ってみる。がちょ♪開いた、開いた。
そんで、無事オイルと冷却液を追加。
本日の教訓:ボンネットを開けるレバーは女性を扱うように優しく優しく引っ張りましょー。
日本車万歳!!だわ。私はトヨタ車だし、家に自動車整備士いるし、なんの心配もいらないもの。
日本車でも 1 社だけ、似たような経験をさせてくれるところがあるよ。マツダ。
ウチはホンダ党だと思っていたのに、最近はすっかりスバルにやられてしまってます。