と言われても(7/30)そもそも私のような理系男児の中にはラブレターなんて書いたことがないというヒトもいるだろう。実際私は書いたことがない。また書いたはいいがアッサリ reject されてしまったヒトもいるかもしれない。前者の場合、そもそもラブレターを書くつもりで書くのが難しく、後者にいたってはそんなラブレターを書くつもりで書いた論文は不吉だ。
さて、では私のように論文は書いたことがあってもラブレターは書いたことがないというヒトの場合、論文を書くつもりでラブレターを書いてみるのはどうだろう。日本語の論文を書いたことはないがそれでも英語で書くよりは間違いも少なく提出先が日本人の場合、誤解される可能性も減るだろう。ということでとりあえず日本語で書くことを考えよう。文体はデアル調な。
Introduction では相手の男性遍歴やら自分の女性遍歴がずらずらと出典もあらわに述べられる。そして次の Observation の章では相手の言動が気持ち悪いくらい詳細に記されるわけだ。そして Discussion ではそれらの言動から相性やらなんやらが延々と議論される。そして怒涛の Conclusion. 「私はあなたが好きである」とか「あなたは私と付き合うべきである」等と勝手なことがあっさりと断言される。であるってアンタ...
まあ、一発 reject 間違いなし。しかし勝負はこれから。referee の主張は不当だ、まったくもって私のラブレターの価値を分かってないと異議を唱えて再審査を要求するもよし、投稿先を変えてみるのもいいだろう(別のヒトにわたすのね)。accept されるまでシツコク改訂を続けるという手もある。
逮捕されないようにね。
つまり論文のように書かれた恋文の場合、acceptされることが目的なのであって、その先の人間関係はどうでもよい、と?(笑)
そ、そーなるのかしらん? しかし恋文のように書かれた論文の目的はその先の人間関係ではありえないわん。
あらん、informantとの人間関係に無頓着♪では、継続した調査は不可能ですし、恋文のような論文の続編を書くことも出来なくなりますわん。
・・・ひょっとして、論文のように書かれた恋文って、informant=refereeであるからダメなのかしらん。informant以外の人にrefereeを頼めば、案外通ったりして。いやん。
あれ? 論文の場合 informant = referee ではないですよねん? ちぅかうちらだとそもそも informant なんて概念がないわん。