2019-05-23 CentOS 7 で iSCSI を使う [長年日記]

┌|∵|┘ iSCSI

NAS にするほどでもないけど,たくさんストレージをぶら下げるのに USB や eSATA の口が足りないという場合に便利.とは言え,iSCSI に対応してるものは大抵 NAS としても使えるので IP が枯渇してるとかそういう事情があるときにどうぞ.とりあえず,簡単のために PC に Ether の口が 2 つ付いていて 2 つ目の口 (eth1 とする) に直接ぶら下げる構成で.まず iSCSI イニシエータというのを構成することになる.iscsi-initiator-utils をインストール

%sudo yum install iscsi-initiator-utils

iscsid サービスの起動

sudo systemctl start iscsid.service

次に,iSCSI イニシエータとして必要なサービスが起動時に立ち上がるように

sudo systemctl status iscsid.service
systemctl enable iscsid.service

さて,今度は iSCSI のターゲット側の設定.今回は Drobo を使うのでこの pdf を見ながら.ターゲット側の IP アドレスを 192.168.2.10 とかにして,ゲートウェイをイニシエータ側のローカル IP アドレス(例えば 192.168.2.1) に設定する.この場合当然,Drobo をぶら下げる eth1 の IP address は 192.168.2.10 に.ゲートウェイや DNS は設定しない.

そんで,ターゲットの IQN を調べてあげる.

sudo iscsiadm -m discovery -t sendtargets -p 192.168.2.10

そうすると

192.168.2.10:3260,0 iqn.xxxxxxxxxxxxxxx.id1

みたいなのが表示される.この iqn から始まるのが IQN. この子に login.

sudo iscsiadm -m node --targetname iqn.xxxxxxxxxxxxxxx.id1 -p 192.168.2.10 --login

これでこのディスクが /dev/ 以下に新しく現れるのでお好みの場所にマウント.安全に外すにはアンマウントしから

sudo iscsiadm -m node --targetname iqn.xxxxxxxxxxxxxxx.id1 -p 192.168.2.10 --logout


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